ベオグラード美術館所蔵フランス近代絵画展@美術館「えき」KYOTO
以前、Summyさんにお知らせいただいたベオグラード美術館展に行った。ジェイアール京都伊勢丹の美術館「えき」である。rossaにトラバしてもらったので(久しぶり!)デュフィがらみの話のみ、ちょこっと書いておく。
ベオグラード美術館が所蔵するフランス近代絵画の核となっているのがエリフ・シュロモヴィッチ(Erich Šlomović, 1915-1942)のコレクションである。強制収容所のガス室でその短い生涯を終えたこの人物がベオグラードにこのコレクションをもたらすことになったのは、彼がパリのアンブロワーズ・ヴォラールのもとで働き、ヴォラールの死後、そのコレクションを相続したためである。
今回の展覧会に含まれているデュフィの作品は2点ある。《ジュアン湾の入り江》(デュフィ・ファンならゴルフ・ジュアンという呼び方のほうが身近かもしれない)は1930年に画家自身からベオグラード国立美術館が購入したもの、もう1点の《自画像》はシュロモヴィッチのコレクションに含まれていたものだという。後者には「ラウル・デュフィの思い出のためにシュロモヴィッチ氏へ、1939年7月」という画家からの献辞があったが美術館に収蔵された際には既に失われていたらしい(図録184ページ)。この「1939年7月」というのがヴォラールが亡くなった年月と合致するのは偶然なのだろうか。
なお、京都で展示されているのはゴルフ・ジュアンを描いた水彩のみなので自画像の実物は未見。どこか他の会場に見に行かなければ。
ひろしま美術館(広島) 2005年9月3日~11月6日
美術館「えき」KYOTO(京都) 2005年11月11日~12月26日
宮崎県立美術館(宮崎) 2006年1月7日~2月12日
日本橋三越本店新館7階ギャラリー(東京) 2006年2月22日~3月12日
高知県立美術館(高知) 2006年3月18日~5月7日
新潟県立万代島美術館(新潟) 2006年5月13日~7月16日
金沢21世紀美術館市民ギャラリー(石川) 2006年7月21日~8月20日



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